行き先が決まっていないのに、
どこかへ行きたくなることがあります。
考えても答えが出ない。
立ち止まっているのも苦しい。
それなら、とにかく今いる場所から離れてみたい。
『秋のエアポート』は、
そんな少し不思議な心の動きを描いた曲です。
スーツケースひとつを持って空港へ向かったとしても、
本当に探しているのは旅先ではなく、
自分がこれからどこへ向かいたいのかという答えなのかもしれません。
行き先は、誰かが決めてくれるものではない。
迷いながらも、自分で選んでいくための歌です。
楽曲概要
リリース日:2026年8月28日
季節感:秋
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『秋のエアポート』制作秘話(セルフライナーノーツ)
『秋のエアポート』は、旅行をテーマにした曲ではありません。
この曲で描きたかったのは、
考えても考えても答えが見つからなくなった時の状態です。
何を選べばいいのかわからない。
どちらへ進めばいいのかもわからない。
でも、今いる場所にはいたくない。
そんな時、人は「どこか遠くへ行きたい」と思うことがあります。
行きたい場所があるからではなく、
今いる場所から一度離れたい。
この曲の主人公も、スーツケースひとつを持って空港へ向かいます。
けれど、行き先は決まっていません。
空港にはたくさんの行き先が並んでいるのに、
自分がどこへ行けばいいのかだけがわからない。
私にとって、この曲の空港は
そんな「選択肢だけはたくさんあるのに、答えが見えない状態」の象徴です。
だから歌詞の中には、
「泣きたいくらい広い」
という感覚や、
誰もいない静かなゲートの情景を入れました。
広い場所は、本来なら開放感を感じる場所かもしれません。
でも、自分の行き先が決まっていない時には、
選択肢の多さそのものが心細さに変わることもあります。
一方で、曲そのものは必要以上に暗くしませんでした。
迷っているからといって、
ずっと沈み込んでいるとは限らないからです。
何も決まっていないまま空港へ向かう。
少し無謀で、少し衝動的で、
でもそこには「今のままではいたくない」という小さな動きがあります。
答えはまだ出ていない。
それでも、止まったままではない。
そして最後に残るのは、
行き先は、自分で決めるしかない。
ということです。
誰かに正解を教えてもらうことはできても、
自分がどこへ向かうのかを最後に選ぶのは自分自身です。
『秋のエアポート』は、
答えを見つけた人の歌ではありません。
まだ迷っている途中にいる人の歌です。
Lyric



歌詞を読みながら
聴いてもらえたら
嬉しいです
[Verse]
冷たい風が頬を撫でる
スーツケースひとつ 握りしめ
行き先なんて どこでもいい
心のエアポートに 飛び立つだけ
[Chorus]
秋のエアポート 泣きたいくらい広い
誰もいない 静かなゲート
秋の空港 答えはどこにある
行き先はない ただ風のまま
[Verse 2]
落ち葉が舞う 道路の端
君の笑顔が 瞼に焼きつく
過去の記憶を 飛行機雲に
託して消えたい 夜の影
[Chorus]
秋のエアポート 泣きたいくらい広い
誰もいない 静かなゲート
秋のエアポート 答えはどこにある
行き先はない ただ風のまま
[Bridge]
チケットを持たず 座る椅子
遠く聞こえる エンジンの音
君と僕の 交差点
今はただ霧の中
[Chorus]
秋のエアポート泣きたいくらい広い
誰もいない 静かなゲート
秋のエアポート 答えはどこにある
行き先はない ただ風のまま
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